あぶない傾向

2006年11月14日

t f B! P L
私の周りには、皆さんと変わらず、起業している人、転職する人、独学に励む人、将来ビジネススクールへ通うことを決めている人などに囲まれている。特に、社長は大変で、中小企業ではすべてを背負っている気概がある。研究開発職だが、研究開発ベンチャーはあまり聞かない。多額の資金が必要になるからであるし、日本は「老舗」好きなので、単純に技術のすごさ、安さでは選択しない。これは間違いではなく、経営陣を見て決めているから、という理由もある。

経営陣を見て決める・・・おそらく、その前にブランドかもしれない。付き合いかもしれない。大手の場合、その理由は皆無であろう。
知り合いから言わせれば、所詮サラリーマンだろ?である。

所詮はサラリーマンであるが、以下のことにもトップダウン、ボトムアップどちらでも対処していかなければならない。

<責任の処遇>
自分の任期後 の数字(売上高、営業利益などなど)を就任時に景気良く目標などといっておいて、ハイ、さよなら、で済まされ、社長であれば会長になっても公約違反は関係なし・・・という企業文化であれば、是正しなければならない。

<前年比シンドローム>
状況により、昨年より低めの設定で予算をたて達成しても、「昨年より低い目標なのだから100%以上の数字」を要求する。完全な「前年比シンドローム」である。このような時は、新たな販路、市場を見つけなくてはならない。


・・・従業員は針の山に立っていると考えれているかもしれない。しかし、経営者は断崖絶壁にいるのである。どちらも大変である。

photo (c) Maco

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