社会人MBA-技術者編

January 24, 2007

責任負債

企業が大きくなると、命令系統が増加する。仮にトップがある命令をしたとする。それは組織の下位に伝わり、作業者へタスクとして振り分けられる。このとき、厄介なのが、誰も責任やリスクをかぶらないからである。

製品開発で言えば、トップは利益を増加させたいのに、指示系統でリスクを誰もかぶらないので、研究者、開発設計者へのタスクは、「No1で、Only1、かつ最安値」と、おおよそ、ビジネススクールでは及第点をいただけない、また、議論では相手にされないようなことが起こってしまう。結局、背負うべき人が責任を回避する、負債にしてしまうので・・・しかし、これは負債であるので、誰かが返さなくてはならない。結局、末端までのびのびになり、わけのわからないタスクになってしまうのである。これを、責任負債と呼ぼう。

責任負債満載の研究開発は大変である。
なぜなら、それは、返すことが出来ないからである。
サラリーマンが一生で家2件購入できますか?実生活で、2人分の(2倍でもいい)借金の返済もできないのに、これを返すことは出来ない。

というのも、何を作っても難癖がつき、○○だから利益が上がらない、と負債者のせいになる。

逆の場合もそうである。技術が強すぎると、○○だから利益が上がらない、と販売、経営方針のせいになる。こういう傾向は、技術が競合から遅れることとなる。

・・・こういった企業でのイノベーションの成功確率は16%(実証研究での値)さらに下回る。そう、ほとんど成功しないと考えてよい。


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