社員は熱狂するのか?

2007年2月22日

t f B! P L
仕事にやりがいを求めることは困難である。大抵の場合、やりがいを感じない仕事でも、いい方向に向かっていれば、それなりに感じるものである。

問題は悪い方向へ向かっているときや、導入時のスタートアップ企業のデッドバレーのように採算が合わない時に、やりやすいような環境を形成できるかにある。

著者は、仕事へのモチベーションが公平感・達成感・連帯感の要素によって説明可能であるとしている。

悪い方向へ向かっているとわかっていても、従業員が悪平等に評価されない公平さを感じ、水平(垂直)に連帯、そして、課題(や目標)への解決の達成に向かっていく。「熱狂」しなければ出来ないことである。

その源泉は、企業文化に由来するといってよい。いや、(経営理念というより)企業哲学であるかもしれない。
そのような企業文化や法律(ルールなど)が形成されているからこそ、従業員が「熱狂」し、従業員が「熱狂」するからこそ、関連する市場が活気づく。

そう、競争は経済的競争から人道的競争へシフトしつつある。

それには、流行の経営スタイル、流行の手法を踏襲するわけではなく、足元を固めることが、何より肝要である。

・・・汝の立つ場所を守り通せ。(ゲーテ)

<参考>

自己紹介

自分の写真
エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

このブログを検索

最近読み返した過去記事

テクニカルマネジャーの役割 1/2

昔、係長、今、テクニカルマネジャー いやに便利な受け皿となっている役職であるが、この周辺の役職次第で組織は大きく活性化する。何より、課長、部長は日頃のあまりにも繁多な業務の中、そう思っているであろう。 職務を分担したり、肩書きを付けたりすることは、だんだん人間が働かなくなるこ...

ブログ アーカイブ

QooQ