社会人MBA-技術者編

April 20, 2007

企業乱る時

企業にはその企業にしかないアイデンティティがある。時には、偏狭になることもあるが、そのアイデンティティに惹かれ優秀な人材が活躍することもある。製品やサービスにはその企業の特色を感じ取ることも出来る。

企業に守るものがあるとすれば、言うまでもなく、株主、顧客、従業員である。ある時代、長時間労働や企業に生活をささげることが美徳とされていたが、グローバルに事業を展開している企業にとってはそれは醜徳でしかない。

また、企業がそのような株主や顧客を満足させるために、そのような教育を従業員に実施しているのであれば、企業の精神は死んでいると言えよう。
企業の精神は大抵の場合、経営方針などで表明されている。企業の目指すべきもの、現実的なもの様々であるが、建前であることが多い。

企業の精神は倫理といっても良い。

企業倫理に関するアンケートでは、企業不祥事の発生要因のなかで、行き過ぎた業績至上主義が要因の第一である。

「行き過ぎた業績至上主義が結局は経営者・社員を極限の経営行動へと駆り立て、非倫理的な行動となって不祥事を生む」のである*。

かつて、ドラッカーはエンジェルでも利益を創出しなければならないと言ったが、デビルよりマシである。

・・・企業が乱れるのは、第一に企業倫理が乱れるからである。企業倫理が乱れるが故に、従業員が乱れ、結果的に株主、顧客を含めたすべてを乱すのである。

<参考>
*日本経営倫理学会監修、水谷雅一編著、『経営倫理』同文舘出版、2003、p76 企業不祥事の要因に関するアンケート結果より。

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April 15, 2007

研究開発のアーリーステージでは何が重要か?

研究開発に携わると、つい、研究テーマに目を向けてしまうが、企業で研究開発を行なう際、重要なことは、財務価値の算定である。
あくまで算定である。

長期的なスパンであれ、短期的なスパンであれ、選択する戦略は企業の自由である。一概に評価の高い順に選択することは選択の一つであるが、絶対ではない。

これらは従来、正味現在価値を求めることで行なわれてきたが、実施する期日が設定されており、柔軟性に欠けるという欠点も有している。が、成熟期に入るまではその欠点は問題にはならなかった。

そういった中、リアルオプション法が着目され、製薬企業などでは取り入れはじめられ、成果が出始めてきた。

問題は、電機などのように移り変わりが激しい業界である。なにせ、来年、再来年の話ばかりである。長期的スパンなど神のみぞ知る領域に近い。はたして、R&Dで使用されるコール・オプションの因子が決定できるのだろうか?そもそも、金融工学のこの分野に明るい企業人はいるのだろうか?

そんななか、ティモシーは、企業実務家でも使用できるフレームを用意している。
要は、NPVqを求め(現在価値を行使価格の現在価値で割ったもの:qはトービンのqの考え方に近い)、ブラックショールズ式で使用するボラティティと期間を収益率の分散と期間で読み替え(σ√t)、算定するというものである。

・・・価値算定にはシナリオが重要であるが、その失敗確率を減らすには、最初のフェーズで種々の面からしっかり議論されているかが重要である。

<参考文献>
Timothy A. Luehrman, 吉村信昭訳,「事業価値評価の新手法 リアル・オプション(Investment Opportunities as Real Options: Getting Started on the Numbers)
」, ハーバードビジネス, pp94-111, Dec-Jan. 1999, ダイヤモンド社(Harvard Business Review, July-August 1998)

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April 14, 2007

新学期はじまる

桜ももう見納めである。早いもので、4月の中旬である。キャンパスは新入生でにぎわっていることだろう。私はいよいよゼミである。研究が始まっていく・・・。熱い夏になりそうである。

いよいよ、最終段階に入ると、MBAって何?この数年はなんだったのだろう・・・とセンチメンタルになってしまう。これまで履修してきた講義を振り返っても、いろいろあったなぁ、と思ってしまう。なにやらもう満足感で満たされてしまっているようである。

いやいや忘れてはならない。

・・・Life-long learning commitmentの涵養である。

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April 8, 2007

桜の季節

桜の季節である。ここ2日天気に恵まれていないが(関西地方)、やはり、花見は賑わうものである。日本人は桜が好きなんだなぁ。素人写真家の私は、天気が悪いともうダメである。どこを写していいかわからない。ちかくに花壇もあったので撮ってみた。




冬は暖かく、記録的に早く桜が開花するのでは?と報じられたが、それほど早くなかったように思う。意外に最近は寒いからかどうかはわからないが・・・。





花壇は地元の小学校のもので、綺麗に整備されてある。







フラフラたまには、近所の散歩もいいものである。

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