社会人MBA-技術者編

October 9, 2008

ビジネスは結果か?①

外には金木犀の香りが漂い、秋の訪れを告げる中、経済は早くも長い冬将軍を迎えている。

欧米や諸外国の経済状況は、深刻であるが、幸運にも傷が浅かった日本は今が大きなチャンスでもある。流動性危機、巨大金融機関の誕生、倒産、貸し渋り剥がし、大手企業の倒産・・・まだまだ米国は深刻な状況を乗り切らなくてはならない。企業をメンテナンスする暇などない。

幸運にも(このバブル最初に余力がなく、参加できなかった)日本はそれらに比べ、状況は明るい(90年代後半、今世紀当初の状況を味わうぐらいなら・・・)。

この数年、日本は企業のメンテナンスが可能である。それは、オールドスタイルを脱することにある。もちろん、日本企業の強みで、どうしても分析しきれない”阿吽の呼吸”などはしっかり残しながらであるが・・・。

オールドスタイルとは、やたらにハード面にこだわることである。戦略、組織、テクノロジー・・・、これらも重要であるが、そのアウトプットでは、せいぜい品質競争で少しの勝利を収めることしか享受できない。その研究は品質競争に勝つためのアウトプットであるからだ。高品質と利益創出に相関性を見出すことは困難になってきている。

古くは、コスト競争時代から、品質競争を経て、現在は、高付加価値をつけるイノベーションを生み出すことが課題になっている。ご存知のように、そのイノベーションの成功確率は低いし、マネジメントはまだまだ研究の余地を残している。だが、このままのハード重視では、基本的に失敗をしない、させない、想定していない、構造である故、天才研究者、技術者、天才マーケター、販売員を雇うしかない(かといって、失敗すればfireするだろうが)。

だが、ビジネスは結果を求められる。が、この”結果”というのは、経営陣にとってはその測定系は「利益」である。従業員にとっては何だろうか?いや、企業にとって「利益」とは何だろうか?想定外に低い場合は理由を求めるが、高い場合はどうするであろうか?

企業の社会的存在価値とは当該企業ではどのように考えているのだろうか?

一見、この青い青い綺麗ごとを考えなくてはいけない機は、今熟しかけている。

おそらく、この変化は抜本的な構造改革を迫られるだろう。無節操に稼ぎ、破綻していった今回のバブルの教訓として、数年後、この危機を乗り切った欧米の体力のある企業が、真っ先に取り組むことであろう。

これは、いわゆる企業文化の変化である。日本お得意の美辞麗句が並んだ建前ではない。

この流れは、約20年前に遡る。(つづく)

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