日本はすでに【世界経済地図】から消えている。

2009年10月21日

気になるニュース

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世界2位の経済大国は、歴史になりつつある。早ければ、来年にも中国が日本のGDPを抜き、すぐそのあとには、インドが待ち構えている。

また、EUが地域として認定されると、日本はG20の一国程度となり、東アジアは中国の規模が最も大きくなる(長い歴史からは覇権は元に戻る?)。

1980年からのGDPの推移を下に示している。

各国、地域のGDP推移(1980~2010,2009-2010は推定)*データ:IMFより(http://www.imf.org/external/)。


このようなグラフを見るといや~な傾向が日本だけから伺える。

成長がストップしているのである。


この間(1990年代中盤から2008年)に国民の資産は増加し・・・金利も最も低く・・・バブルのダメージというか、マクロ経済学って何なのかというか・・・いわゆる自滅かもしれない。

企業では、経営陣のマネジメントが問われるように、これは、政治的な課題でもある。

となれば、日本の後は追わないとしていた米国も、結局は日本のバブル後と似たような施策が多いので、もしかしたら、今後のグラフは、ここ15年の日本と同様にフラットになるかもしれない。

いずれにせよ、オバマ大統領の任期中には、その(経済施策の)結果がわかるであろう。


・・・すでに、経済的競争における世界の勢力図は大きく変わっています。世界では“そこそこ”の国に興味が無いようです。。。



<関連記事>
GDP回復の源泉は海外経済の回復である。
米国の短期国債の利回りが急激に低下
対応すべきはEUである。協調すべきは中国、韓国、台湾である。
それでも中国の成長は止まらない。

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