社会人MBA-技術者編

December 13, 2009

トヨタのリコール―米国でのアクセルペダル交換

重い、悲しい事故が起きてしまった。

今年8月米カリフォルニアで一家4人が亡くなるレクサス車の暴走事故が起きた。車のアクセルペダルが床のマットに引っかかり、踏み込んだままの状態になったことが原因とされる。[1]

この事故があり、「自動車そのものに欠陥はない[1]」との立場であるトヨタは、過去最大の「8車種の426万台[2]」のリコールとなった。

最近での大きな台数のリコールは、「米国で05年、ハンドルの不具合から約98万台[3]」がある。

部品点数の多い自動車は、故障の型において、初期の故障ではなく、磨耗型の故障の方が、顧客により使用条件が大きく異なるために、開発段階での分析は困難を極める特徴がある。


ただ、今回の故障は、故障も磨耗型ではなさそうではある。また、人命が失われてしまったので、深刻度が最高値である。

このときの企業の対応は―間違えると、とんでもない対価を負う―ことになる。


ここへきて、ロサンゼルス・タイムズ紙は:
(今回の事故の原因が)フロアマットではなく電子制御装置が加速などの原因となっている可能性があるとの見方を伝えた(ロサンゼルス・タイムズ)。

など、当初、トヨタが表明していた姿勢が崩れる報道がなされている。事故当初から、同企業へのフラストレーションがたまっていたのであるから、最終的な調査の結果、電子制御系の問題なら・・・。

リコールの費用は、1台あたり10,000円のコストがかかれば、約400億円、100,000円のコストがかかれば、4,000億円の費用がかかる。

これに向けた費用を積上げておこうが、どうしようが、企業から、お金が消えることには変わりはない。


いずれにせよ、これだけの台数であるから、リコールの手順が報道されれば(現地の従業員が、なんとか掲示板へ書き込んでしまえば?)、ペダルなのか、加えて、電子制御も交換したのかは判明する。


・・・ちょっと、今回の出来事は、重すぎますね。。。なぜ、なぜって何なのでしょうか?


<参考記事>
[1] 「トヨタを揺さぶる安全問題(社説)」,日本経済新聞2面,2009.11.30.
[2] 「トヨタ、無償で、8車種の426万台、米でペダル交換」,日経産業新聞17面,2009.11.27.
[3] 「米トヨタ、380万台リコールへ、アクセル戻らぬ恐れ」,日本経済新聞夕刊1面,2009.9.30.
[4] 「トヨタ車、電子制御装置に欠陥か=米紙」
-> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00000071-jij-int


photo by Maco

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