「第2回全国イノベーション調査」, 科学技術政策研究所

2010年10月6日

イノベーションレポート

t f B! P L
この調査は、科学技術政策研究所が、民間企業のイノベーション活動に関する調査の結果をまとめたもので、2006-2008年度を対象期間にしている。

さて、イノベーションの考え方のひとつに、プロダクト・イノベーション、プロセス・イノベーションの区別がある。
*イノベーションの概念についてはこちらを参照

それぞれは-
プロダクト・イノベーション
    新製品あるいは新サービスの市場への投入(注:当該企業にとっての新しいこと)
プロセス・イノベーション
    新プロセスの導入または既存プロセスの改良
また、企業のイノベーション活動を「革新的な製品・サービスまたは業務の改善を目的としたプロセスの開発に必要とされる設計、研究開発、市場調査などの取り組み」と定義する。[1]

このプロダクト/プロセス・イノベーションの実現は、いずれも30%強の企業が実現している。

さらに成果として、この実現により、プロダクト/プロセスいずれも、概ねシェアを拡大、経費の削減を達成している。


他の組織との関係では、
○海外の組織と協力した企業の割合が低い
○合併した企業の方がイノベーションの実現が高い
などが報告されている。


紹介まで。



<参照元>
○NISTEP REPORT No.144,「第2回全国イノベーション調査
科学技術政策研究所、2010年9月
[1]「国際比較を通じた我が国のイノベーションの現状」 科学技術政策研究所、2010年9月

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