小さな賢人の”それ”

2009年4月8日

t f B! P L
”小さな賢人”は有名人である。その人は時には原子より小さく、特別な能力を持っており、なかなか答えを教えてくれない透明人間みたいなこともある。

さらに、小さな賢人の持つ”それ”の威力は凄まじい。賢者の石に匹敵する。

とは、よくある思考法であるが、研究開発の際によく使用する。

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ある現象を解明しなければならないのだが:
A+B→C+???
???はなぜ発生したのか、メカニズムがわからない。わからないので、議論の時はその機能を”それ”や”あれ”で表現し、「”それ”の為に○○が起こり・・・」などで使っている。

”あれ”、”それ”ではなく、小さな賢人も利用する。
「ここの電子をここに運んで・・・」
「一旦、エネルギーを蓄積して・・・」

このように、未解明のものに代名詞を用いれば、意外にわかったような気になり(?)、議論や実験が建設的に進みやすい。例えば:

「”それ”は△△に弱そう(機能ダウン?)」
「”それ(や賢人)”が使いそうな単位は?」

要は、未解明の現象を誰かや何かが起こしているように考えるのだが、小さな賢人の働きや、それが見つからないことも多い。


・・・そう、うまくいかないときは:

    「小さな賢人を創ってくれ~」
    「いやいやそれノーベル賞だから・・・」

とむなしい会話が続きます。。。



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