時代は過ぎ、大気汚染が深刻な問題となり、軽減する手段として「電気自動車」に関する研究開発が進んできた。今では、燃料電池搭載車の販売も現実的なこととなっている。
また、東日本大震災を契機に原子力発電所の稼働問題も挙がり、従来、考慮に入れられていた夜間電力の利用にメリットがなくなり始めてきたなど、ビジネス環境に変化も現れてきている。
さて、本ブログではいわゆる「エコカー」(主には燃料電池搭載車)について述べていきたいと思う。
今回は、「エコカー」の種類である。大きく分けて4種類-
〇ハイブリッド車(HEV):エンジンと電気モーターの組み合わせ*
〇プラグイン・ハイブリッド車(PHEV):ハイブリッド車に充電機能を搭載
〇電気自動車(EV):電気モーターのみを動力源**
〇燃料電池車(FCEV):燃料電池を搭載する電気自動車
* ハイブリッド車の主要な電池はニッケツ水素蓄電池
** 電気自動車の主な動力源はリチウムイオン電池、燃料電池搭載車にも搭載されることが多い。
・・・これら動力源の変化は、破壊的なイノベーションとも言える。
<レポートなど>
・丸紅経済研究所, 「エコカー及び自動車先進技術の開発動向と需要予測」
・みずほ銀行, 「2013 年度の日本産業動向(自動車)」
・野村総合研究所, 「日・米・欧・中の世界4極におけるエコカー販売市場を展望」
<過去の記事>
・発展する携帯型エネルギー、電池:電気製品化する自動車
・モジュール化する自動車産業の今後 1/2
・モジュール化する自動車産業の今後 2/2
(参考)
*第10章では電気自動車が取り上げられています。
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