品質力再興 やっぱり日本品質!
である。
*ここ数年の品質月間に関するブログ記事は、以下です。
○第52回(2011年)品質月間:「危機を力に 品質革新 再び世界No.1」
○第51回(2010年)品質月間 :「品質の原点にかえり 先駆者の知恵に学ぶ」
○2009年の品質月間は第50回の節目である。
○「QCサークルの効用と限界」より。
本年度のテーマに関して、委員長の圓川隆夫(東京工業大学 教授)先生は、次のように述べている(日科技連ホームページより)。
“品質力再興”とは、単にサプライ(供給)サイドからの高品質・高信頼性への回復ではなく、危機を力にもう一度、原点に立ち戻り、世界の多様化した消費者・顧客視点からの価値創造に立脚し、その実現のための総合力を立て直し、磨いていこうという意味を込めたものです。
委員長の挨拶に述べられていることから考えられるのは、伝統的なカイゼン企業の方向性も、選択が難しくなってきている、ということである。
これは、これまでどおりのカイゼン体質を構築することで利益を得ることが難しくなってきた背景もあり、対処すべき最大の課題のひとつはコモディティ化にあるからである。
かつての日本もそうして多くの企業に退場を促してきたように、コモディティ化した商品では、新興国には特にコスト面で太刀打ちできないことはその一因である。
したがって、方向性や選択とは、当該事業をカイゼン体質にすべき事業か否か(=撤退するか)にある。
「“低価格高品質化”の追求がドル箱となる主役は新興国に移り、日本企業が対処しなければならないのは“低成長高年齢化”」
とは、昨年の品質月間に関するこのブログに記事で述べたことだが、グローバルなビジネス環境で生き残ることに関して、委員長方針では:
設計・開発、得意なものづくりの現場力と、マーケティング力を糾合した総合力
が求められていることを指摘している。
ビジネス環境が大きく変化している中、高めていかなければならない品質は、経営品質であることは言うまでもない。
とはいっても、経営品質とは経営陣の専有物ではなく、従業員が経営感覚を養うことも含まれる。
・・・コモディティ化に対応していくことは総合力なのかもしれません。
<関連記事>
○第52回(2011年)品質月間:「危機を力に 品質革新 再び世界No.1」
○第51回(2010年)品質月間 :「品質の原点にかえり 先駆者の知恵に学ぶ」
○2009年の品質月間は第50回の節目である。
○「QCサークルの効用と限界」より。
<関連ページ>
○QC, TQC、そしてTQM
○工程能力分析
○FMEA
○QFD:品質機能展開
○特性要因図-Cause and effect diagram
○狩野モデル-品質とは
<各種用語集サイト>
○MOT用語集
○経営基礎用語集
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