社会人MBA-技術者編

October 24, 2008

投資、株価、推移・・・徒然・・・とっても長くなってしまいました。。。

ネットでの証券口座解開設や取引が急増しているらしい(例えば日本経済新聞 夕刊2面, 2008.10.18)。
記事によると、「未経験者が多い(約6割)」。確かに、今は最安値をうかがう、また更新するまで下落しているので、「買い時と判断」しているのかもしれない。

株価の変動、為替の変動がこの1,2週間はめったに見れないくらい大きいので、いざ、口座を開設し実際に取引を始めた方には、興味を引くことかもしれない。

また、小遣い程度の金額でも十分はじめられるサービス(商品)もあるため、当面使用用途のない銀行に眠る資金をお持ちの方は簡単に始められる。投資後進国の日本にとってはウェルカムな状況であるかもしれない。

書店に行けば、金、原油、為替、株など、山ほど投資に関する書籍、また大きくは、日本の悲観的将来(デフォルト)、楽観的将来(世界で唯一生き残る)など枚挙に暇がない。

これまで、このブログでも何度も取り上げてきたが、投資の概念は企業経営の概念に通じている。元手の資金(借財を含む)を如何に大きくするかのゲームである。

だから、難しい・・・。

私もなんだかんだでMBA在学時より約1年程度”投資”に関しては学習したが、最初に学ぶべきことは、取引の仕方、種類というより、自身のライフプランである。

特に家庭を持っていらっしゃる方は、保険、教育費、住宅費などを鑑みて、○○年後に○○円必要なので、それに準備する、というプランニングがまず必要である。

確かに、企業の退職金、年金など将来的に不透明な部分もあるが、とりあえず現在の段階でプランニングしないことには、どの程度の利子を見込んで、どの程度のリスクを許容できるかが把握できない(意外に年金などいくら受給されるかは知らないものです)。単に”節約”すればいいケースもあるのである。

このことを把握していない”投資”は単なる”博打”でしかない。

無駄に、取引手数料や程度の低い投資信託に見られる手の込んだ手数料などを支払うことはない。

さしずめ、会社員であれば、”勝たなくてはならない”投資家ではない。わからないものには手を出さないを原則に、”負けなければいい”。機関投資家とは異なり、動かなければいい、とは個人の投資家の伝家の宝刀である。動かなければ(ポジションを持っていなければ)損はない。要はどれだけ長くこの世界にいられるかである。

いずれにせよ、資産の配分については:

  • 流動性(現金、普通預金など)
  • 安全性(定期預金など)
  • 成長性(株、債券、外貨、商品、不動産投資など)
の割合は、それぞれの家族構成や給料など、様々な理由でその配分は異なってくる。最適な配分などは、その人(家族)でないとわからないものである。

とは言っても、私は、特にビジネスパーソンの方へは、生活に支障がない程度の投資はお勧めしている。なんだかんだ言っても、保険、年金は株式で運用されている面もあり、銀行では国債を購入しているので、何もしていなくとも私達は間接的には投資に関与している。

特に、一部上場企業へお勤めの方は、自社の株価はいくらで、グローバルに事業を展開している企業にお勤めの方は、為替の動向がどうで、あの地域の状況はどうで・・・など自腹を切ればよく学習する

一部上場企業でグローバルに事業を展開しながら、自社の情報、経済情勢に疎いマネジャーは注意したほうがいい。そのこと自体が影響するのではなく、投資概念がないと思われるので、取引相手にいいようにやられてしまうからである。

さらに、あなたの20代、30代の部下は、そもそも年金、退職金というものを当てにしていない。消費しない世代とも言われるが、私から言えば、それは、真っ当な経済概念である。彼ら、彼女らは、実は勉強熱心で、将来に関して、厳しく(悲観的)に捉え、その準備を始めている。ビジネススクールでも金融機関の方が多かったが、顧客(運用に関して)は意外にしっかり貯蓄した20代、30代の方が多いそうである。

彼ら、彼女らは、これまでの実績や、仕事に精通している、といった面より、ある事象(経済現象など)を自分の言葉で説明してくれる人に尊敬を抱く。

旧世代的な考えでは、”それは正しいのか?”と思わず聞いてしまうが、今後、いわゆる21世紀型は、答えもなければ、先生もいない。カンニングしようが、相談しようが、自身の表明する回答はあなたにとって正解なのである(あなたの責任において)。

そういった建設的な議論を特に好むのである。

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さて、最近の株や為替の変動率も凄まじいものがあるがその下落率も凄まじい。下にはその推移を示している。

バブル以後の株価、ドル/円推移(週足:ソースはMSNマネー)*グラフに関する概略は、以下。
http://www.ilibrary.jp/charts/charts0810.html

注入した資本が、出血多量の患者の傷口を治療せず、輸血しているような感じである。やはり、かつてのスウェーデンが乗り切った方式が有効なのかもしれない、なんて思い始めてきた。詳しくは以下参照。
http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/998.php

各国の政策如何では、かつて、日本が経験してきた10年が一気に押し寄せそうな気配もする。それがはっきりしないことには底は見えない。

・・・ここ5年程度は、現状維持できれば御の字ではないでしょうか。


*この記事は投資や投資に関する勧誘を意図するものではありません。
*投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願いいたします。

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