最近のニュースは経済問題が多い(このブログもそうですが・・・)。以前にも述べたが、現在の金融危機と類似する状態は日本も経験している。問題は、現在がどのフェーズかである。
いささか、今回の問題は米国が一国内で解決しようとしている嫌いがあるが、流動性ショックの際に、不良債権を買い取ることを始めてしまったら(これは流動性ショック後のフェーズでの対策)・・・
銀行が機能しない・・・(かもしれない)
これは、結構深刻なことで、日本がバブル崩壊後味わった10年が1,2年に圧縮されることが起こってしまう。最悪、資本不足を輪転機で解決されたら、日本が持つ多くの米国債は暴落、もはや借財を積めない日本は、現在、新興国で発生しているような状態になってしまう(未曾有の株安、自国通貨安)。
不必要に日本悲観論を振りかざすことはないが、日本楽観論と同様に、そうなる確率がある、というだけのことである。
そういうことなのか、どうなのかはわからないが、株価の底は見えてこない。下のグラフに日本のバブル崩壊後、ITバブル後と現在の株価推移を指数表示で示している。
*以下でフェーズの進行と株価推移について若干説明しています。http://www.ilibrary.jp/charts/charts0810.html
バブル崩壊後、ITバブル崩壊後と現在の株価推移(指数表示、週足)
10年が1,2年で短縮されて起こってしまうなら(GMやフォード、シティの倒産が早々に次々起こるなど)、まだ下落する余地はあるが、機能する対策が実施されるなら、多少の上下落はあるが、しばらく今のレンジを維持するかもしれない。
このような時、留保のある企業はシブトイ。逆にいうと、今必要なのはキャッシュである。
・・・日本にとっても長い冬が来たようです。。。
photo by Maco
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