「10歳以上の日本人の学習時間は12分である」
総務省統計局「社会生活基本調査」によるもので、これは5年ごとに行なわれている調査です。
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2006/gaiyou.htm
そのなかの「生活時間編・時間帯編・平均時刻編」における主要統計表(「曜日,男女,年齢,行動の種類別総平均時間」)を確認すると、仕事や学業以外の「学習・研究*」時間は・・・
*例えば、パソコンなどの情報処理、芸術・文化、英語、もしくは英語以外の外国語、介護関係など。
「大人は10分切ってるやん」
結果は、種々の議論する余地があるが、新入社員の方や入社して数年の皆様は、しばらく辛抱して、1日1時間でも(休日に7時間でもいい)、仕事以外の「学習・研究」に取り組めば、5倍速で成長することができる、いや、データでは大人は10分を切って7,8分なので10倍速に近い。
週休2日―一日修養、一日休養、かつて幸之助は週休2日についてこう言ったそうですが、納得です。
・・・中堅、ベテランの方はうかうかしてられません。20代の方々はその気になれば、周囲の先輩を追い抜くことは簡単です。その体力は中堅、ベテランには備わっていないですから~
それでは、皆様よい週末を。
―ちょっとした連絡―
*品質管理を行なう上で、統計学的な素養は必要です。特に、現在の業務上使用する分析だけではなく、その周辺も含めた分析を学ぼうとしたときに、専門書に頼ることになります。
本ブログ運営者が運営するMOT用語集では、できるだけ、専門的な書籍や文献を記載するようにしていますが、時折、分散分析の数学的説明や実験計画法の数学的説明などの専門知識の紹介を求められることもあります。
数学的なことは、ある意味普遍ですから、専門的な見解や説明が垣間見れれば、絶版になっていようと、古かろうと問題はありません。
今回、この期待に応えてくれるサイトが見つかりましたので記載します。それは、鹿児島大学の”統計科学のための電子図書システムのWebページ”で、「著作権者等の協力を得、絶版等で手に入らなくなった統計科学の理論及び応用に関する書籍を電子化し、 広く社会に公開することにより、統計科学の一層の発展と実社会への普及をはかりたいと考えている」との主旨で運営されています。
使用にあたっては注意を遵守し、ご利用ください。
<情報源>
学習時間について:
メルマガ「実践MBAトレーニング 新・ビジネス思考」2009.5.22号より。