グローバル化、多様化、そして人材

2010年11月21日

つれづれ

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“人材”-それは、多くの組織において、目的達成の成否を決する事柄で、例えば、“リーダーシップ”についても、いまだに多くのことが研究され、その知見は散見される。

歴史を振り返っても、人材の大切さは、武田信玄の「人は石垣*」、中国の歴史では、毛遂を見落としていた平原君の「嚢中(のうちゅう)の錐(きり)**」などは典型的に語られるものである。
* Wikipedia 【武田信玄】、** Wikipedia 【平原君】より。

ヨーロッパに目を転じれば、古代ローマ史の教訓として「人材は欠乏するのではなく、活用するメカニズムが機能しなくなる(趣意)***」と亡国の悲劇を述べている。
*** 塩野七生, 『日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書)』, 文藝春秋, 2010, 『ローマ人の物語』を書き終えてより, p26.


また、松下幸之助は“現代人の宿題”として、変貌が激しすぎる日本を憂慮し、その活路として、日本の伝統を活かす「和をもって貴しとなす」の精神性を述べている****。
**** 『日本の活路 (1975年)』, 国際PHP研究所, 1974, pp124-133.


一般論として、グローバル化に対応しなければならない企業には、グローバルな人材が必要なことは言うまでもないが、そのマネジメントは、金太郎飴化した従業員の上に立ってきた、これまた均質な経営陣では困難である。


・・・“和”の構成をどのようにして、人材を活かすのか?今後の大きなテーマです。

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