さて、米国の短期国債の利回りが急激に低下しているが(債券なので債券価格は高くなる=買いが多い)、0.5%程度などは、前代未聞である。近代では最近の日本ぐらいでしかない。米国に長期的な信用がなくなっているのが市場の声である。
日本のバブル崩壊後の株価推移を米ドル換算と合わせて下に示す(なんか、米ドル換算に意味がないような・・・)。問題は、現在の米国は、似たような性質でバブルが崩壊した日本と比べてどの位置に来ているかである。
日経225推移(86/1~08/9/26 週足)
*MNSマネー参照
ご存知のように、米国は07/10付近がピークですでに約1年が経過している。日本を振り返ってみると:
- 流動性危機
- 長銀、日債銀などの破綻
- 貸し渋り、貸しはがし
日本は世界の手を借りず、日本の国民がこのバブルのツケを払ったので、米国のほうが進むスピードは速いかもしれない。今は流動性危機と第二フェーズ(かつての長銀、日債銀の破綻)の間ぐらいではなかろうか。
そのうちに、不良債権などを抱えた金融機関が倒産していけば、日本では長銀、日債銀の破綻の程度となる。
いずれにせよ、暗い暗い未来ではあるが、プロの機関投資家は空売りで儲けるので、絶好の機会かもしれない(一部空売りが規制されたニュースもありましたが・・・株価が好調な時は、週刊誌などの紙面は株や投資信託のことでいっぱいになるが、やはり「売り」から入ることは概念的に受け入れにくのかもしれません)。
・・・現在はまだ方向が定まっていない感があるので、待ちますか・・・。
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