「とりあえず、写真を見てます」
など、このブログに関するご意見を頂いている。
『これは、作者の備忘録ですので・・・』
ということで勘弁していただき、今回から少し、私のこれまでの学習遍歴(書籍や情報源)を述べ、参考にしていただけるのであれば・・・と振り返ってみたいと思う。
まず今回はこれまでの流れ、ということで・・・多くの方が夏休みの期間にアップしますのでダラダラ読んでください。
*シリーズは3回で、24時間以内に次の記事がアップされます。
* * * *
もう、大学院を卒業して10年が経過している。
田舎の大学でノビノビし卒業後、電機メーカーへ入社した。大学院での研究内容は、主に半導体の結晶構造解析であった。
さて、入社後、担当製品の開発分野を把握することに多くを費やした。学術文献、特許、製法、業務の流れなどである。そうしているうちに、製造ラインの新設に加わり、生産機器メーカーに入り浸りになることもしばしばであった。
いわば、普通であったと思う。
転機は、入社して2年半が過ぎた頃のシックスシグマのブラックベルト研修である。(エンジニアと言っても、平社員だった私が、ビジネススクールへの入学を許されたのも、プロジェクトリーダーとしての多くの経験が評価されたと思っている。*当時は、結構入学倍率高かったんです。)
何気に、若手の研修程度に思っていた私は、後で大いに後悔するのであるが、製造業で使用する主な技法、FMEA、FTA、特性要因図、リーン生産、制約理論、QFD、基本統計、タグチメソッドなどは、ほとんどそこで基礎が構築されたといってよい(このセンテンスのリンク先にはそれぞれの参考書籍を掲載しています)。
*設計技術もDFSS(ミツエ-リンクス)(デザイン・フォー・シックスシグマ)で補完された。
その後、製品の開発と並行して、ブラックベルトとしてプロジェクトを進めていったが、何せ、プロジェクトの範囲が、バリューチェーンのほとんどであるため、常に勉強であり、営業系のプロジェクトを担当したときなど、他の営業系のブラックベルトがリーダーであるプロジェクトへも参加し学習しなければならないほどであった(その出張を許可してくれた良き上司のおかげでもあるが・・・)。
その頃には、工場の端から端までの工程の機構や問題点を把握するまでになっていたが、どこかしら、気になる用語があった。
それは、シックスシグマで使用する「経営品質」という言葉であった。
私がブラックベルトとしての活動していた期間の累計効果金額(いわゆるCOPQ)は、種々の部門の方々のバックアップにより、年間売上高の10~15%に達していた。また、開発においても、当時同僚であった先輩方の力により、納期割れもなかったが、経営指標は改善されなかったからである。
そういった状況の中、エンジニアである私は、次の事に興味を持ち始めていた。
TRIZに関しては、企業の研修を利用し、次世代予測技法と矛盾解決について習得した。
経営については、この段階では、漠然としていたが、当時の専務に紹介していただいたドラッカーの書籍を読むようになっていた(が、どこまで理解できていたのやら・・・)。
(つづく)
○私の学習遍歴②
○私の学習遍歴③
<当時読んでいたドラッカーの書籍>
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