ネットでの決済システムは売上を左右する。

2009年11月8日

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ネットでの買い物が多くなった。原則、クレジットカードを利用するが、これがまたうまくポイントが加算されていく仕組みになっている。

中にはポイントに関する達人もいてそのブログなどは面白い。最近では、携帯から買い物をする方も増加しているだろう。

私は、だいたい購入するサイトが決まっている。

そのなかの一つであるAmazonでは、原則、3クリック方式である(勝手にこう言ってます)。それは、購入したい商品を選択した後:

    ①購入の意志を表示する(“カートに入れる”)
    ②清算する(“レジにすすむ”)
    ③清算の確認を行なう(“注文を確定する”)
    *③は電子商取引では「訂正」を含む確認画面の表示は必須な項目で、省略できません(詳しくは千葉県産業振興センターのサイトを参照)。
    *Amazonでは“1-Clickで今すぐ買う”、というのもあります。

また、別の便利なサイトに価格.comがあるが、その両サイトについては以前に述べたことがある(関連記事)。

原則的にサイトの構築目的が異なるので、単純な比較はできないが、価格.comは、それ自体が決済システムを持ち運営している、というよりは、販売サイトへ行き、それぞれの決済なので、手続きが多い。


結局は、どのような顧客をターゲットにしているかによる。


+++++++++->

話は変わり、中年になると、ウェストは出てくるものである(法則か!?)。これまた、以前の洋服、スラックスなどのウェスト直しもネットを通じて行なうことができる。

少しの修正であれば、ユニクロ、ジーユー、H&Mなどで購入するほうも確かに安いが、わざわざ購入するより、以前の形の気に入っている服が着られるのであれば、安い買い物である(と思っている、太って以前の洋服がほぼ全滅し、取り返えそうとする気持ちからなのかぁ!?)。


何度か、利用したことがあるが、ネットで購入や見積もりを行い、いよいよ衣服を送付する段において、
①こちらから荷物を送る
②ショップ指定の運送業者が集荷する

のパターンがある。結論的には、送料の料金にもよるが、両方あったほうがいいのになぁと思う(結構1ショップ1パターンです。もちろん、ひとつのパターンの方が経営的には合理的ではある)。

一見、便利そうな②は少し時間がかかることがある。

例えば、日曜日の夜にウェストを直すサイトをサーフして、ウェスト直しを注文したとする(見積もりなどの諸々の準備はとりあえずこの場合は考えないとして)。

①の場合:日曜日の晩、もしくは月曜日に少し早く起きて、コンビニ等から直接送付すると、火曜日にはショップに届き、直しの是非を確認できる。
②の場合:この時点で、月曜受付なので集荷は火曜日となる。集荷の時間帯によれば(いや、こちらを利用するということはそうだろう)、ショップへの到着は木曜日だろう。

あとは、ショップの手直し期間にもよるが、たった数日のことではあるが、①の場合はもしかしたら週末には完成してるかも・・・という淡い期待を抱かせる。

決済に関しても、クレジットが原則的であるが、銀行振り込みというのもある。いや、銀行振り込みのみもある。ネットの銀行に口座があれば簡単だが…これは経営スタイルによる。洋裁、和裁で対面式の商売がメインで、ネットの注文が副業的なものであれば、それでいい。


ただ、ネットでの顧客は無言である。


なぜ、ショップが選ばれたのか、選ばれないのか、直接顧客を見ることが出来ないので、属性が把握しにくい。やはり、どのような顧客に選ばれているのかは重要な情報であり、年々の蓄積によりその情報の価値は高くなる。


・・・便利なはずのネット商売で、利便性が損なわれては、売れるものも売れません。経営資源と相談しながら…ですけどね。。。


*楽天が、「Edy」運営企業を子会社化しましたね[1]。楽天はポイントが充実しており、利用することもあるので(ビジネスパーソンの出張!)、うまくいくといいですね。来年はペイパル*も参入してくるので、ますます便利になりますよね。
*クレジットカード番号など個人情報を第三者に知られることなく、ネット通販の支払いや送金をできるのが特徴[2]。PayPal(wikipedia)


<関連記事>
Amazonと価格.com


<参考>
[1] 「楽天、電子マネー参入、「Edy」運営企業を子会社化へ――ネット通販、利用可能に。」,2009/11/06, 日本経済新聞, 11面.
[2] 「米イーベイ子会社、ネット決済日本参入、来年にも――通販向け、安全に。」,2009/11/06, 日本経済新聞夕刊, 1面.

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