ひと昔前までは、開発技術はブラックボックスであったが、近年の傾向は、できるだけ標準化して、市場を大きくし、更に技術を開発する傾向にある。従って、研究開発費をケチる企業は生き残れなくなってきている。
しかしながら、企業の現場では、採算が合わない、予測できない、といった理由から現行製品、サービスを少し改良し企業活動を続けている。
おそらく、このような企業は先細りである。イノベーションは「採算」ではなく「機会」を中心にマネジメントしなければならないからだ。
第一に、機会を具現化しなければならない。そして市場を大きくし、次に更なるイノベーションにより利益を確保するのである。つまりは、二段構えの開発なのである。第二段階のオプション価値は相当に高くなるであろう。オプションを実施する義務は発生しないが、その場合は、イノベーションのために適切に何かを廃棄しなければならない。
オプション理論が示すように、リスクをとらないと繁栄はあり得ない。リスクをとるということはなじみの過去を捨てることである。
未来がどうなるか予測を立てて行動を起こすのでは時間は足りない。
・・・未来を知る最善の方法は、自ら未来をつくりだすことである(ピーター・F・ドラッカー)。
<参考>
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