「価値ある品質 技と想いをつないで」
である。
昨年の第54回(2013年度)に引き続き、「価値ある品質」がテーマに挙げられている。
*ここ数年の品質月間に関するブログ記事は、以下です。
○第54回(2013年)品質月間:「価値ある品質で 新たな成長を!」
○第52回(2011年)品質月間:「危機を力に 品質革新 再び世界No.1」
○第51回(2010年)品質月間 :「品質の原点にかえり 先駆者の知恵に学ぶ」
○2009年の品質月間は第50回の節目である。
○「QCサークルの効用と限界」より。
昨年は、品質を高めゆく視点として、顧客視点の重要さが述べられていたが、
本年は-
"価値ある品質"とは真に顧客満足や笑顔をもたらし、ひいては社会、世界に満足を与えるような品質をいいます。
とし、次の3つの側面での「つなぎ」を強調している。
・サプライチェーン間(構成メンバー)
・サプライチェーン間(国内外)
・技術の伝承という意味から世代間
(圓川委員長 「テーマ主旨」より)
ただ、ここで述べられている品質と親和性が低いのは、「利益」である。かつては、品質を高めることと同義に語られてきたこともあったが、それが実現されるのはより賃金の安い地域でのことだろう。
大量生産の分野では、日本は賃金が高すぎる。
「もう一度原点に戻って」(今回)、「品質の原点にかえり」(第51回)、意味を問い直したり、学んだりというフレーズが散見されるが、企業が利益を創出するのに過去から学ぶのは、戦略的意思決定をどのように行ってきたかであり、どのような品質に焦点を当てたかやQCサークル自体ではない。
・・・本年の更新は例年より遅くなりました(いや、すでに品質月間が終わってるような。。。)。
<関連記事>
○第54回(2013年)品質月間:「価値ある品質で 新たな成長を!」
○第53回(2012年)品質月間:「品質力再興 やっぱり日本品質!」
○第52回(2011年)品質月間:「危機を力に 品質革新 再び世界No.1」
○第51回(2010年)品質月間 :「品質の原点にかえり 先駆者の知恵に学ぶ」
○2009年の品質月間は第50回の節目である。
○「QCサークルの効用と限界」より。
<関連ページ>
○QC, TQC、そしてTQM
○工程能力分析
○FMEA
○QFD:品質機能展開
○特性要因図-Cause and effect diagram
○狩野モデル-品質とは
<各種用語集サイト>
○MOT用語集
○経営基礎用語集
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