大人の夏休みの宿題

2010年8月1日

書籍

t f B! P L
多くのビジネスパーソンの休暇が集中する盆―時間が有るような無いような・・・。


勤勉な日本のビジネスパーソンでも、ガリガリと学習するのは休んでおいて、少しの暇にでもチャッと読める書籍があれば・・・。

ということで、本日の記事は、紹介する分野の入門的書籍、サイトです。



財務会計

そろそろ、IFRSが云々―ということで、経理部門以外にもこの会計の仕組みが教育されていることだろう。なにせ、多くの企業の管理会計は、損益が中心である(売上が・・・これから原価、固定費、変動費などを差し引いて・・・、製造業など)が、IFRSは“価値”であり、考え方を少し変えていかなくてはならないからだ。
*以前の記事(IFRSが与える影響―研究開発


財務諸表は、損益(PL的)に関しては問題ないだろうが、貸借対照表やキャッシュフローになると、あまり意識して見ていないことが多いだろう。


どのみち、現行の制度がわからなければ、IFRSはわからないのであるが、経理部門以外の方は、財務諸表は読めればいいので(作成する必要が無い)、それなら、以下の2冊はお薦めである。


 

*記事執筆時点では、2冊で¥1,000―未満です。超お買得価格ですね。


研究開発や開発設計の若手の方は、大いにチャンスです。あなた達の先輩のほとんどは、損益計算が主流であったため、価値評価に意識を置いていません。

従って、発展して、コーポレートファイナンスや金融工学等でプロジェクトの価値評価なるものを学べば(場合によっては、大学で聴講してもよい)、当該組織では、それらを遂行できる人はほとんどいませんので・・・。

また、当該企業の製品・サービスの財務的情報(原価、固定費用、変動費用など)はすべて手に入るので、外部の専門家より、内部の学習者の方が精度が高い価値算出となります。計算し放題!



+  +  +  +  +

経済学

『パラパラ、ふーん』的な感じで、手元にあれば便利なのが、ミクロ、マクロそれぞれ、下の書籍である。

確かに、経済学的な合理的な意思決定で、物事が動いているわけではなく、心理的な面が現象に大きく左右することは言われている。とはいうものの、上記の会計学と同じで、前提として、これまでの主張を把握していれば、新鋭の主張の理解も助けるということは、疑いの余地が無い。


 


『いやいや、経済のニュースの手助けになればいいんだ』という方にはこちら。




*ちなみに、このブログでも以下に用語をまとめています(マンキュー経済学シリーズのキーワードです)。
ミクロ経済学用語
マクロ経済学用語



+  +  +  +  +

経営学

さて、経済学と同様、多くの意見がある経営学。

これまでの社会科学の結晶として、学術的価値が出るので、時代背景や当時の技術などを鑑みながら、過去の理論(というより現象から理論付けられたのだが)を学ぶことが出来るのは、大御所が一般読者向けにまとめた書籍が最適で、幾度かブログでも登場しているが、下の書籍である。


 


『いやいや、ネットで読めないの?』という方には、本ブログ作成者の“経営基礎用語集”を以下の順で読むと、大よそ、入門的な“経営学”の講義で取り扱う内容なので、よければ、こちらもどうぞ。

1.経営学とは?
2.戦略とは?
3.戦略論
4.マクロ組織論
5.ミクロ組織論1―モチベーション論
6.ミクロ組織論2―リーダーシップ論



・・・継続は力なり、です。

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