オープンCAEによる有限要素解析を試みる(圧延編) FrontISTRを起動する2

2015年8月15日

CAE 圧延

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今回は、解析結果についてです。


【解析の流れ】
・2Dでのロール、被圧延材のモデリング
・3Dでのモデリング
・メッシュ
・解析 ←ここ!

解析集終了後、結果を[File]→[Open Result...]より読み込む。

解析結果を保存するフォルダ内に上のファイルが生成されているので選択。


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選択はひとつのファイル(一番後に生成されたファイル)


下図は、Deformを設定しつつ、ContourでMISES応力を表示している。
*この解析では、孔型ロールもまとめて材質をアルミニウムに設定していることに注意。
恐らく、注意点は多く挙げられると思うが、近似的には圧延モデルとしてOKだと思う(研究開発使用)。




被圧延材のひずみは現物の硬度分布、また孔型の素材設定や、摩擦等、種々の面から検証が必要であるが、ひとまずは、オープンなソフトを使用し圧延に関する近似モデルまで行き着くことができた。



(本シリーズここまで)



(最後に)
オープン系でのやっかいな点は、ファイルの受け渡しの際の形式もさることながら、マニュアルがないことに尽きる(書籍やネットで支援も充実はしているものの・・・)。
FrontISTRは、REVOCAPをインストールすると、チュートリアル、マニュアルが充実しており、大変心強かった(!)深謝!!



記事のインデックスはこちら。


【関連サイト】
FrontISTR研究会
「本ユーザー会は、東京大学奥田研究室(新領域創成科学研究科人間環境学専攻)および日本計算工学会グリーンCAE研究分科会の主催により、研究会開催とWEB運営を実施します」(ホームページより引用。

オープンCAE学会
「CAE(Computer Aided Engineering: 計算機援用工学)における知識を共有し,普及させ,コミュニティを通じて育てられていくような環境」の普及を目指している団体で、基本的に「プログラムがオープンソースで提供されていることや,フリーソフトウェア」であることをポリシーにしている(HPより趣意)
DEXCS Official Wiki


【本ブログ運営者の記事】
Impactを起動する
 →有限要素法の衝突解析


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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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