最近(2010年7-8月ぐらい)の円高の影響を受け、経済産業省は、題目の調査を実施した。対象は、主に、輸出製造企業を中心に102社である(卸・小売等、非製造業を含む)。
企業の収益については以下のグラフとなっている。
ここまでの円高に耐えること自体が素晴らしいが、グラフでは、1ドル85円を軸に、企業の状態が深刻である場合が出現することが伺える。また、1ドル85円が半年続けば、深刻である企業が30%程になる。
さらに、1ドル85円の円高が継続した場合、調査では、製造企業のうち4割が「生産工場や開発拠点等を海外に移転」、6割が「海外での生産比率を拡大」と回答している。
確かに、自社の強みや能力をグローバルな視点から最適化を図ることは、生き残る条件ではあるが、リーマンショック以降の為替の変動の大きさは、企業経営にとって頭の痛いところである(安定していることが望ましいので)。
・・・悩ましいのは、円高(安)へ向かうこと、というよりは、株価もそうですが、変動が激しいことかもしれません。。。
<参照元>
○経済産業省ホームページ内―「円高の影響に関する緊急ヒアリング」の結果の公表より。
担当:経済産業政策局 調査課、平成22年8月27日(金)公表。
<参考>
●ドル円推移(1982年~2010年8月まで:週足)
0 件のコメント:
コメントを投稿