内向き、下向き、後ろ向き―
確かに、日本は閉塞感に覆われている。
そんな、状況であるゆえ、現在の若者といわれる10代後半~20代の方をはじめ“草食系”に代表される比喩が用いられたり、実際に、育った環境が失われた期間なので、そのような影響を受けている場合も多いかもしれない。
2001年から、産業能率大学が、主に新入社員を対象に行ってきたアンケートによれば*、やはり、「海外で働きたくない」が約半数を占めている。
*「第4回新入社員のグローバル意識調査」, 産業能率大学
この数字が云々ではなく、この回答の割合は2001年からの通算4度の調査で増加傾向であるということから、そういった論調も見られるのだが、反面・・・
「どんな国・地域でも働きたい」と回答した割合は27.0%であり、過去最高なのである。**
**調査方法の詳細は、レポートを確認ください。
頼もしい若者である。
国内にいても、意外なチャンスは語学にあり、「語学を勉強したいと思いますか」の問いに「すでに勉強している」と回答したのは19.7%であり、逆にいえば、約80%の人はしていない(もしくは企業が負担すればしてもいいと考えている)。
企業が負担してくれるならラッキー程度に考え、学習は、出来る限り自費で行うことが賢明である。
なぜなら、あなたの上の世代の人が語学を学びたいのですから、経費は回ってきませんものね。
・・・学習への投資は、裏切りません。
<参考>
「第4回新入社員のグローバル意識調査」, 産業能率大学
*調査は、6月29日から30日の2日間、インターネット調査会社を通じて実施。今年4月に新卒採用(高卒・大卒等問わず)された18歳から26歳までの新入社員を対象にしており、サンプル数は400。
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