就職活動-超氷河期といわれたことが懐かしい

2007年1月6日

就職活動

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私は、超氷河期と言われる時に卒業しているので、現在の就職活動の状況に明るくない。また、幸運なことに無事決まったので、超氷河期はあまり体感していなかったと言ってよい。 

最近は開始時期が早くなり、もう今では活動真っ盛りである。 企業を選択する基準はいろいろあると思う。 知名度、働きやすさ、やりがい、自身のバックグラウンドが活きる職業・・・ いくらネットが発達したといっても、学生が企業の内情をつかむことは困難である。

現在では企業は就職を希望しようと、しまいと学生も宣伝対象であるが故、ドロドロした内情、学閥、ワンマン、などマイナスイメージになることはまず言わない。  

例えば、電機に就職した先輩が嘆いていた。 「俺っていったい何しに来たんだろう・・・」 彼は、入社1年目に営業、サービスなど外回りを職務にしており、開発設計者として入社したが、1年間いったい何をしたんだろう、となるわけであるが・・・ 

この話が「○○社は入社しても仕事はさせてもらえない」と話が大きくなるのである。 企業からしてみれば、いや電機の多くが導入教育で生産現場、営業現場でいわゆる「現場」を体験させることを奨励している。

はっきり言えば、「出来る者は単純作業でさえ、よく出来る」のである。 「出来る」とは様々で、単純作業の仕方もあるが、周囲との人間関係の構築の仕方(生産現場に入れば、おばちゃん、おっちゃん、怖そうな職人、管理者など人間模様が様々であるが故)、日々の日誌の内容(論理的か美辞麗句ばかり並べていないか)、など総合的なもので配属された部署にもよる(入社後教育期間は人事部預かりとなる場合もあるので配属予定先には情報が伝えられないこともある)。  

ということで、この部分の誤解は解けたのではないかと思う。 また、最新であることに意味がある職業以外では、1年目の力量は限られる。 「あぁ合わないなぁ」と感じても・・・ 企業がどのように成り立っているのか? 対外的にはどのように情報を発信しているのか? 製品・サービスを生みだす源泉はその企業ではどこにあるのか? 従業員規則は? など、2,3年研究してみてもいいかもしれない。

特に将来、独立を考えている方であれば、大手企業での数年ほど貴重なものはない。企業の成り立ちを給料を頂きながら学べるのであるから(内部情報を持ち出すと罪に問われますのでNG行為です)。。。付け加えると、ビジネス・スクールも3年程度の社会経験を有していることが条件となることも多い。 

・・・企業には3種類の人がいる。いなくていい人、いてもいなくてもいい人、絶対いなくてはならない人。 寒い中、様々な不安を抱えながらも就職活動に取り組む方々に幸運あれ!

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