リーダーは【わかる】より【かわる】ことが大切だ。

2009年12月20日

有意差あり!

t f B! P L
リーダーに求められるもの-現代では、リーダーの役割が大きく事業などの行く末を左右するため、よく役割は何か?などが議論される。

新規採用に関しても、学生のそういった資質を好む企業は多い。

そうは言っても、企業のリーダー職は、部活の部長の延長上にはないことは、社会人というより、学生の方が良く知っていることである。

簡単な話、プレイしないことがほとんどで、マネージ職なのである。
少し、席が替わるだけなのに、その仕事の違いぶりは天と地ほどの開きがある。

プロジェクトの場合はなおさら大変で、プレーヤーも兼務することが多い。

なのに、何も学ばず、ただ、当該企業内限定のスキルを身につけていく。


今の時代、グローバリゼーションは、組織の構成員には多種多様な対応を迫っている一面がある。多種多様な対応とは、大学の時に身につけた力以外に、社会人になってから必要に応じて、新たに学ぶことが増えることである。

とはいうものの、インターネットを開けば、大抵のことはわかるし、その門の前までは案内してくれる。【わかる】機会は劇的に増加している。

では、何を【かわる】のか?

卑近な例で言えば(私の経験です。。。)、“政治(の感覚)” である。特に、(この面は技術屋は)プレーヤーの時はほとんど登場しない。それは、ある価値を高めたり、何かを創造することや効率を高めることに専念するからである。

マネジャーはそうはいかない。

例えば、何かについて、意見なり、何なりが、4:6で分かれれば、4を殺さなくてはならない(採用しない、取り入れない選択をする、という意味合いです)。たとえ、それがチームメンバーの一番頑張ったことであっても・・・。

あるいは、開発中の技術が手に入るのであれば、土下座でもする。土下座はタダだからである(例えです・・・)。

稀に根っからの指導者肌の人はいるが、ほとんどは、入社何年であろうとも、初めてマネジャーになったら、この仕事に関しては素人同然である(マネジャーでもそのスキルを磨かない人は素人よりタチが悪い)。

当たり前の話だが、プレーヤーとマネジャーは全く異なる。だから、プレーヤーがマネジャーの業務を行なう際には、かわらなくてはならない。


それは、成果は政治次第だからである。
*リーダーのマネージが大きな寄与率を持っている。


・・・古今東西、―――リーダー自らが動かなくては、チーム(や当該組織)は変わらない――― は共通ですね



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*記事中の写真は、内容と関係ありません。

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