設計理論の考察(実践への応用):①リサーチ開始

2024年3月9日

設計理論の考察(実践への応用)

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設計」―技術者にとっては耳心地のいい用語です(この部門に属することは?ですが)。とはいえ、設計と言っても、プロダクトを設計するのか、プロセスを設計するのか、いや、製造系ではなく建築系の設計なのか、言葉の概念が広いため、その理論も構築しにくいことが現状です(それがいいのか?)


ここでは、製造系の「設計」(プロダクト/プロセス)を取り扱うこととし(どちらかというと開発より・・・)、その理論を深めていくことを目的に、この記事のシリーズを進めていきたいと考えています。


まず、リサーチとして、文献と書籍を調査し、それぞれについて概観し、次に調べる宿題を考える記事を投稿していきます。


とはいえ、何を調べるか?


少し古いですが、大富, 「製品開発における上流設計の重要性とその方法」(東芝レビュー Vol.60 No.1, 2005)より、設計を支援するための,いわゆる設計研究の成果を分類した図が示されていますので下に記載します。*本ブログ投稿者が再描画しています。


設計研究の成果を分類した図


この文献は、製品のライフサイクルコストの大部分が設計段階で決定されること、そして上流設計がプロジェクトの成否に重大な影響を及ぼす理由を詳細に説明しています。特に、デザイン・フォー・エックス(DfX)の考え方を導入することの重要性が強調されています。


また、「設計」の概念を広げて、「製品開発プロセス」とした場合、それは「ある特定地点で顧客が要求する機能を、物理的構造物としての最終製品へと具現化させる一連の問題解決プロセス」(青島, 延岡(1997))と述べられています。



少し、概念レベルの調査が必要かもしれません。
*文献、書籍紹介などコメントいただける方はこちらから(note内)



次回への宿題:図の左上:上流、概念レベルについて調べること。
設計理論の考察(実践への応用):②設計の概念化(公理的設計)


参考文献)

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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