以前、シックスシグマ⑰(工程能力の算出)にて工程能力の算出にして記載しました。本投稿では、ChatGPT:Data Analystを使用し、工程能力を算出します。
まず、データをアップせず、もしくはプロンプトでも生データには言及せず;
工程能力を算出してください。
とすれば、Cp、Cpk、Pp、Ppkと解説してくれます(下はCp、Cpk)
では、データを添付します。規格は上限6.2 、下限5.8
とすれば;
と工程能力が算出されています。
Minitabで算出すると以下。
若干数値が異なるのは、Minitabの計算する標準偏差によるためですが*、いずれにせよ、1.0より小さい値となっているので、プロセスの改善が望まれます。
*工程能力の算出に用いる標準偏差の算出が異なるためです(Minitab:本件を解説しているページはこちら「正規工程能力分析で使用される方法の方法と計算式」)。
プロンプトとしては、実務的には、以下がお薦めかと思います。
##ルール
・正規性を検定し、正規分布でなければ算出をやめ、STOPと回答する
・正規分布であれば、Cpkを算出する
プロンプトではデータの正規性を最初に確認しておく内容を入れています。
*用いたデータは正規分布に従いますので、Cpkの算出まで進んでいます。
もし、正規分布でなければ、どのように算出しますか?
と聞いたところ、1. 変換法、2. ブートストラップ法、3. ノンパラメトリック手法、及び 4. 規格範囲の再定義、の回答がありました。シックスシグマの教育を受けた際は、1.変換法でBox-Cox変換を習いました(使用している統計ソフトMinitabにて可能だから?)。
いずれにしても、工程能力の算出では、計算式に目が行きがちですが、データ自体が正規分布に従っているか否かが大切です。
これまで(特に生成AI登場まで)、簡単な計算ならエクセル、統計解析ならMinitab(or JUSE-StatWorks)、データマイニングならwekaと考えていましたが、現在は、ChatGPT:Data Analystへのプロンプトでカバーされています。
・・・破壊的ですね。。。
Minitab操作で参考になるサイト、書籍
*上記の書籍はお薦めです!書籍はタイトルではわかりませんが、統計ソフトはMinitabを使用しています。IATF 16949とありますが、Minitabの使用に関しては、自動車分野に関わらず一緒なので、大変ありがたい書籍です。
*通常、日科技連では、統計ソフト:JUSE-StatWorksを展開しているのでMinitabを使用している点は驚きです。
*通常、日科技連では、統計ソフト:JUSE-StatWorksを展開しているのでMinitabを使用している点は驚きです。
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