問題解決論の出発点といえば・・・

2009年9月15日

書籍

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問題解決論の出発点といえば・・・
皆様、様々あり、職業の違いなどによりそれは異なると思う。

私にとっては、問題解決論の原点は『企業参謀―戦略的思考とはなにか』(講談社文庫)かもしれない。

この書籍以前に、シックスシグマ、いやこれは、シックスシグマが云々というより、シックスシグマが問題解決論から応用されているので、問題解決のサワリを学んでいる。

続いて、TRIZのいろいろを習得していった。


典型的な開発設計者である。

重要なことは、「論理的にかつ創造的に」である。


*  *  *  *
例えば、典型的な研究開発においては、目的の達成のために、コストや生産方法にとらわれず、如何なる方法を用いても、まずプロトタイプを作製する。

その過程が創造的である。

次に、目的を達した機能をコストや生産方法を鑑みながら、商業ベースに落とし込んでいく。

この過程は論理的である(その傾向が強い)、が実は結構難しい。

常に、コストなどの商業ベースをベースにすると、【あぁこれは生産性が落ちる】と実験すらしなくなる。

長く開発現場にいるとわかるが、意外に無茶な実験をした結果や経験は、安全性などの違った面で役に立つ(し話がおもしろい!)。


要は発散と収束を繰り返すコツをつかむことが大切なのである。


また、生産性が落ちたり、コストが増加しても、当該新製品、新サービスを実施した上で利益が増すのであれば、まず導入して、カイゼンしていけばいいのである。


・・・そもそも経営やマネジメントは【いくら利益を上げる】というよりは【顧客に○○を提供する】という思想の方が大切だからである。


<関連記事>
問題解決より優れていること。
『アイデアのつくり方』 ジェームス・W・ヤング
小さな賢人の”それ”
私の学習遍歴③
私の学習遍歴②
私の学習遍歴①


<参考書籍>



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