問題解決論の出発点といえば・・・
皆様、様々あり、職業の違いなどによりそれは異なると思う。
私にとっては、問題解決論の原点は『企業参謀―戦略的思考とはなにか』(講談社文庫)かもしれない。
この書籍以前に、シックスシグマ、いやこれは、シックスシグマが云々というより、シックスシグマが問題解決論から応用されているので、問題解決のサワリを学んでいる。
続いて、TRIZのいろいろを習得していった。
典型的な開発設計者である。
重要なことは、「論理的にかつ創造的に」である。
* * * *
例えば、典型的な研究開発においては、目的の達成のために、コストや生産方法にとらわれず、如何なる方法を用いても、まずプロトタイプを作製する。
その過程が創造的である。
次に、目的を達した機能をコストや生産方法を鑑みながら、商業ベースに落とし込んでいく。
この過程は論理的である(その傾向が強い)、が実は結構難しい。
常に、コストなどの商業ベースをベースにすると、【あぁこれは生産性が落ちる】と実験すらしなくなる。
長く開発現場にいるとわかるが、意外に無茶な実験をした結果や経験は、安全性などの違った面で役に立つ(し話がおもしろい!)。
要は発散と収束を繰り返すコツをつかむことが大切なのである。
また、生産性が落ちたり、コストが増加しても、当該新製品、新サービスを実施した上で利益が増すのであれば、まず導入して、カイゼンしていけばいいのである。
・・・そもそも経営やマネジメントは【いくら利益を上げる】というよりは【顧客に○○を提供する】という思想の方が大切だからである。
<関連記事>
○問題解決より優れていること。
○『アイデアのつくり方』 ジェームス・W・ヤング
○小さな賢人の”それ”
○私の学習遍歴③
○私の学習遍歴②
○私の学習遍歴①
<参考書籍>
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