円高、株安は持続性を持つのか?

2008年3月15日

投資

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Wekaに関する記事はweka データマイニング記事よりご覧ください。

円高が続いている。
この記事を書いている現在、1$≒99¥程度まで円高である(Yahooファイナンス参照)。

今回の株安と円高の参考に、下のグラフのような過去の日本での株価の推移、89年、97年を高値(=100)とし、その後の推移を見てみると、今回の動きも様相が類似している、ように見える。

現在に近づくほど、NYダウとの相関性が高いことから、今回もそれに引きづられている形となっているかもしれない。いわゆる、外国人投資家にとって、日本市場はハイリスク(ボラティリティが高い)、ミドルリターンであるゆえ、手仕舞いで資金を引き上げられる順位が高い。

株価は2007年のピークより30%以上下落しているが、89年、97年型はあと数ヶ月の後、緩やかに50%程度まで下落している。
円はこの期間では円高のボトムのようにも見えるが、まだ少しの円高に振れるようにも見える。一旦、流れてきている資金なので、この資金は(他の通貨へも含め)いずれ戻っていくので、米国次第ではある。投資しやすい(米国へ資金が入りやすい)のは清算(=大幅な米国の株価下落)である。

ともあれ、(輸出企業では)予算が台無しではあるが、ここからが「経営者の腕の見せ所」ともいえる。


この記事は投資や勧誘を意図するものではありません。
投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願いいたします。
データはmsnマネーを参考に作成。

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