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旧来型の企業の経営管理システムに警鐘が鳴らされ、企業の設計原理を見直すことがグーグルなどの幾つかの企業から読み取れる。旧来型では資本の効率を徹底的に追求し、作業の標準化を推し進めてきた。
そうしている間に、企業での知性は同質化し始めている。
「画期的なイノベーションが知的に同質な企業から生まれてくると思うだろうか」(ゲイリー・ハメル,『経営の未来』日本経済新聞出版社,2008,pp225)
と、大上段に構えてしまったが、本日の記事は「マインドマップ」の紹介である。
マインドマップとは、「表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで、発想を延ばしていく図解表現技法である」、「マインドマップ」という呼称は、日本国内においてブザン・オーガナイゼーション・リミテッド社によって商標登録されている」(Wikipediaより)。
イメージは下記のような図である。
*『ザ・マインドマップ』,トニー・ブザン(神田昌典訳),ダイヤモンド社,2005,pp253の図を一部図示化。マーケティングニーズを検討する目的で作成されたもの。
物事を俯瞰する、または、そのトレーニングは重要である。例えば、公園に行き、「犬」から「動物」であると抽象化する、同時に「タンポポ」を見て「植物」、この二つは「生物」であることで抽象化される。さらに、「犬」は「忠実」、「忠実」といえば・・と空間を広げていく。。。
これまで出会ったいわゆる「頭のいい人」は、議論の内容について、いくつものキーワードを同時に抽象化、具体化を行い、議論のテーマや目的に沿った俯瞰図を頭の中で構築しているように思う。
となれば、製造業でよく使用される「特性要因図(フィッシュ・ボーン)」で、原因を究明しなければならないのに、5M変動から書き込むのはよくわからない(管理目的であれば良いのかも知れないが・・・)。
このようなツールは、チームで「あぁでもない」「それはいえる」など議論を進めていきながら、リアルタイムで行なうことに意味がある。
リアルタイムで行なうにはツールのデジタル化が必要であるが、以下のサイトでそれが紹介されている。
マインドマップの普及サイト(Freemind活用クラブ)(至れり尽くせりの説明なので、すぐに使用できるようになります)
Web化すると、上の図のWeb化の様子のようになり社内ネットワークが発達している企業では内部的なことも公表可能である。
・・・創造性は効率化できない。
<参考書籍>
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