捏造問題

2007年3月8日

t f B! P L
関西テレビの問題を受け、BPO(放送倫理・番組向上機構)が新組織を5月をめどに発足させるようだが、(これは個人的なテレビの好みの話です)最近の格闘番組のような、失神させるまで殴って喜ぶような番組は深夜枠にならないだろうか?確かに、勝敗は真実で捏造はないかもしれない。が、放送倫理なのだから・・・いや、これは、スポンサーとなる企業の企業倫理に行き着くかもしれない。

企業での開発行為では、捏造は学術とは異なり、わかりにくいと思われるだろうが、特に製造業では逆である。都合の悪いデータは、徹底的に検証しなければ、傷が深まるばかりである。

何百、何千万という製品を送り出す場合、例えppmのオーダーであっても、その母数の多さから必ず都合の悪い問題は再現される。
ラボレベルでの捏造は、量産移行の段階で再現される。
量産レベルでの捏造は、種々の場面で再現されてしまう。

そのうちつく嘘をがなくなってしまい最悪の事態となる。

都合の悪いデータを言わないのも立派な捏造である。悪い情報こそオープンにし検証しなければならないと、最近の企業不祥事から学んでいるはずだが、不祥事を追い回す性質の悪さまで学んでいるようだ。

実験室は製造現場で再現される。製造現場は顧客のもとで再現される。企業のサービス・製品はその企業の文化を投影しているのである。

・・・源流である開発行為こそ誠実でなければならない。

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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