組織のあり方

2007年2月20日

t f B! P L
有機的、機械的、官僚的、垂直、水平、クロスファンクショナル・・・○○組織と思い浮かべると、多くの組織構造がある。
企業においても、多角化、事業部制、分権化、トップとの距離・・・はたまた、先送り、無責任、危機感の欠如という三大疾病、など多くの問題を抱えている。

これらの組織構造の観点からの見解は、コンテジェンシー理論-最適な組織の構造は状況によって異なる-という立場が主流になっている。

安定した業界であれば、官僚的であればいいし、不確実性の変数が高ければ、有機的組織の形態をとればいい。一見、簡単のようだが、意外に出来ていないことが多い。少しの改良を行う開発において、クロスファンクショナルチームには用がないが、当該企業の開発スタイルで伝統的だから、もしくは、全社運動だからといって、このチームを盲目的に結成することが多い。また社運をかけるといって、設計部など単一の部門に委ねることも多い。

だからといって、状況に適合した組織構造をとっても、必ずデメリットはある。
適合構造は、(メリット)-(デメリット)>0 でしかないのである。こうなれば、組織構造上のアプローチは、如何にメリットを享受し、デメリットを少なくするか、ということが重要になってくる。

・・・おそらくこれらは、カイゼンでしかない。不連続な変革は、組織構造というより組織風土が変わらなくてはならない。

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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