フラット化する

2007年6月21日

t f B! P L
何かが変わろうとしている。何かは分からないが、大きな変化を体感している。何だろう?

サウスウェスト航空の搭乗券を当日予約したWebで印刷していくこと・・・とにかく安い商品ではあるが、欠陥をいうと、有無を言わず交換してくれること・・・自分の預金をわざわざATMで引き出すこと???

サウスウェスト航空では搭乗の手続き、返品では品質管理、ATMでは窓口業務を顧客が代行しているのである。

しかし、これは単なるアウトソーシングではない。バリューネットワークが変更した、とも言いがたい。フラット化しているのか?これも言いえて妙ではない。

おそらく、体感している変化には体現する言葉がないのである。

とはいっても、変化している。
ビジネスにおいても、指揮・統制から接続・共同作業へと付加価値を生むシステムが変化しつつある。フリードマンの言葉を借りれば、フラット化するプロセスである。このプロセスは脂肪を徹底的に削ぎ落とす。しかしながら、消費者の立場では100円ショップの価格体系は歓迎だが、その消費者の収入源である企業においては、大問題である。

私達は、製品・サービスの提供者であり、同時に消費者である。

ある企業の研究者は、そのアイデアを具現化するのにPCの前では簡単にコミュニティを結成できる。これまで、企業の権限者に承認を得ていたものが、企業の権限者に承認の機会を提供してあげるのである。
ヒエラルキーの崩壊である。が、同時に、権限者は実に小さなことでもPCの前では行えてしまうのである。

・・・これらの統括する政治体系が変化しているのである。いや、変化しなければ生き残れない。今は企業で言えば、正社員であること、非正社員であることの整理が行われている段階である。


<参考>

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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