公道最速理論といえば・・・頭文字Dである。上りと下りでは車のセッティングは異なる。敵地に乗り込むプロジェクトDは入念な調査、テスト走行、何より公道でのバトルを繰り広げる。そして、公道最速とは何かを提起する。
ビジネスにおいても同じことが言える。利益を計上しなければ、従業員は当然のこと、株主、顧客に利益を還元できない。外部環境は全くの不平等競争。各企業の組織もコンピタンスも異なる。企業独自の最速理論が必要なのは言うまでもない。
かつて、日本が高度成長をとげていた時代、来期の売り上げは必ず成長していた。従って、少しの生産性を高めれば、十分利益を計上することが出来た。生産性を向上することは日本においては、製品の品質を同時に高めることも意味していた。
いわゆる右肩上がりの背景による。
現在では、成長は鈍化している。
しかしながら、未だにこの手段が通用すると考えている経営層は多い。
そこで、できるだけ経費のかからない従業員を利用することを考えた。派遣、アルバイトである。これまで、培ってきた製品志向から、社員でなくなると製品の品質を維持することは困難である。
すると、彼らは、社員顔負けのスキルをもつ従業員を育て始めた。派遣、アルバイトはその期待に応え、社員以上のスキルを持つものが現れた。
相変わらず、技術者は使い捨てである。
新規投資を控え、社員比率を下げ、納期はいつも前倒し。
現在は、高度成長時代に培った(企業的な)経済学の背景を変換すべきである。社員に効率を求め、8時間の業務を4時間で出来るようになったら、2倍の業務を命令する。それを可能にしたら、今度は、16時間で4倍の業務を「効率良く」行なえという。
そう、それは、自分で言わない。
「死ぬ気で仕事した人?」とコンサルに言っていただくのである。
・・・ハチロクでヒルクライムに挑む気か?それはドライバーが天才でも勝てないだろう。いや、その天才ドライバーは無理に攻め、死んでしまうだろう。
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