書店でビジネス書を見ると、種々の手法や戦略本が出版されている。例えば、トヨタ生産方式。最近は製造業では固定費用の削減が著しい為かどうかはわからないが必ず置いている。
あれはトヨタでしか通用しない。
そもそも、書籍として完成された方法は応用である。似たような外部構成、企業文化、従業員のモチベーション等など、トヨタに似ていないとモノマネでしかない。
これはトヨタ生産方式に限らず、いかなる手法もそうである。当該企業における最も好適な生産方式は、当該企業の従業員が当該企業のために紡ぎだすものである。決して外部に答えはない。
忍耐強く従業員を教育するしか近道はないのである。
こういったことは、研究開発でも重要なことで、大手であれば、研修に積極的に参加させる、中小であれば、外部機関を利用するなど、地道な活動が結実するものである。そういった役割を考えると大学の役割は大きい。一見、遠回りのように思われるが、やはり、学術的にアプローチを試みている集団に属すると、基本がしっかりする。応用は基本の上に成り立つものである。
・・・モノマネ大会は終わりなさい。モノマネされるようになりなさい。あなたの居場所がなくなってしまうから・・・
photo(c)Maco
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