企業は忘れてはならない視点がある。それは、「顧客」である。何かしら付加価値に対してお金を払って頂いているため、企業は存続できるのである。なによりも第一に顧客を満足させることを目的としなければならない。
ところが、最近の視点は「顧客」ではなく「利益」であることが多い。
経営層が顧客の視点を忘れてしまえば、保身に陥り、いらない「成果」のために「作戦」を立て手柄とし始める。そうすると、企業組織は硬直し始め、利益を捻出すること自体が目的となり、やがて、倫理が乱れ始める。
このとき、従業員は、利益を捻出すること自体を目的とする「利益製造機」となる。顧客を満足させることは忘れ去られる。
近年の不祥事にも見られるように、その末路は悲惨である。
従業員には、技術を高めることを喜びとするモノもいれば、ルーチンワークをソツなくこなすことを喜びとするモノもいる。顧客の要求を熱心に聞くモノもいる。
経営層はそれらの力をひとつにまとめて、顧客満足、利益創出へベクトルを向けることが大きな仕事である。確かに、官僚化した従業員には教育が必要かもしれないが、それぞれ、試験(や面接)を受けて入社しているのだから言ってもはじまらない。
・・・この試験、わからなければ落第ですよ。
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