続・発展する携帯型エネルギー、電池:電気製品化する自動車

2024年2月9日

01 経営管理の視点

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今から13年前、本ブログでは「発展する携帯型エネルギー、電池:電気製品化する自動車」と題し、携帯可能なエネルギー源、特にリチウムイオン電池やニッケル水素電池に焦点を当て、これらがどのように自動車の電気化に影響を与えるかについて投稿しました。




当時の拠り所としては、クリステンセンの『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』第10章で記載されていた電気自動車に関するものでした。


主流の用途には使えない電気自動車――主流企業でないイノベーター企業は、おそらく、電気自動車の弱点を逆手に取った市場を相手に、学習をしながら、その弱点を克服してくる可能性が高い(第10章 破壊的イノベーションのマネジメントー事例研究参照)。

こういったことより、(電気自動車が破壊的か否かはさておき)「破壊的なイノベーションを仕掛けるに十分な産業は、案外電池製造企業」と考え、現在では、その好適な企業にBYDが登場しました。


この記事を、現在の状況と照らし合わせて、再投稿しようとすれば、どのような記事になるでしょうか?ChatGPTに聞いてみました。以下灰色部


2011年に、電池技術とその自動車への応用についての見通しを探りました。当時、リチウムイオン電池とニッケル水素電池は、電気自動車(EV)の可能性を広げる鍵でした。13年後の今日、我々は電池技術の革命的進化と市場の変化を目の当たりにしています。

リチウムイオン電池はさらに高エネルギー密度を実現し、安全性が向上しました。一方、ソリッドステート電池などの新技術が現れ、次世代EVの可能性を拡大しています。市場は、テスラをはじめとするEVメーカーによって急速に変化しました。EVはもはや未来の夢ではなく、現実の選択肢となっています。

再生可能エネルギーの利用拡大と二酸化炭素排出量の削減への貢献は、電池技術の進化がもたらすもう一つの重要な側面です。この技術は、エネルギー貯蔵システムとしても重要で、太陽光や風力といった再生可能エネルギー源から得られる電力の有効活用を可能にしています。

未来への展望として、自動運転技術や都市のスマート化における電池技術の役割はますます重要になります。電池の進化は、持続可能な社会への移行を加速させる鍵となるでしょう。


まさに、電池の進化により、その構築されるネットワークが変わり、何らかのストーリーが形成されているようです。更なる進化は、固体電池に期待が移り、その成長率は2023年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)37.5%以上で成長と推定されています(こちら)。

(ChatGPTでの市場調査に関する記事はこちら「実務でのChatGPT(二輪自動車業界の成長予測)」)


ただ、例えば、空気亜鉛電池が乾電池(マンガン電池、アルカリ電池)の代用にはならないように、固体系電池の内部抵抗の高さは、液系電池を代用するには大きな課題です(空気亜鉛電池は補聴器に使用、固体電池も補聴器にならOK)。


内部抵抗の問題を作動温度の高温化で片づけてしまうわけにもいかず、業界におけるBEV(Battery Electric Vehicle)の普及に向けた大きな壁となっています。


技術的な課題をブレイクスルーすることに期待がかかりますが、それほど大きな期待はビジネス的には、コストとして負担しなければなりません。


かつての薄型テレビ;液晶、プラズマ戦争の際、SED、FEDが後ろに控えていましたが、一旦、市場に広まった背中は程遠かった歴史があります(種々の要因が重なっていますので一概には言えませんが;映像機器・技術を追い続けた善司の20年と、夢破れたSED/FEDの話)。


「2030年に間に合いました」の開発ペースなのか、意表をついた発売なのかはわかりませんが、充電の方式、設備が整い始まってしまったら、それこそ、HV(Hybrid Vehicle)にしか搭載できません(ある意味正解?)。


・・・BEVだけでなくHVにも適用可能な技術の開発が進められることが、次世代の自動車業界を形成する鍵となります。

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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