この時重要な二つの視点は、
①消費者市場をセグメント化する、
②ビジネス市場をセグメント化する、
である。
いわゆる、B to C、B to B である。この行為は非常に注意を要する。極めて論理的に進めなければならない。
例えば・・・
あるメーカーが自身を持って市場に望んだある製品がある。研究、テストマーケティング、その企業にとっては申し分ない準備であったが、ライバル企業、消費者団体のテストの結果、ある条件では顧客不具合を引き起こすことが判明し、回収を余儀なくされてしまった!
原因は:
→テストマーケティングの地域が、本来商品を発売する地域の代表的性質を示す地域ではなかった。
→大々的に発売した商品はある条件化のもとでしかその効果を発揮しなかった。
B to Bでは、多くの人が購入プロセスに関わるので複雑である。必ずしもエンドユーザーであることはない。顧客要求がわかりやすいので開発設計しやすい反面、競合も同条件であることが多く、デッドヒートとなることが多い。
また、そのように思わされていることが多く、実際は、2社に価格を争わせているケースも少なくない。影響度の高い人を見極め、製品毎に製品設計の特性をクロスファンクショナルに定義、評価することである。
つまりは、技術と市場の関係性を当該企業が把握し、適切な製品を適切な顧客に販売することである。
・・・当たり前のようだが、あなたの組織は何か企業特殊のバイアスがかかっていないでしょうか?
<参考>
『イノベーションの経営学―技術・市場・組織の統合的マネジメント』pp206-224, 7.3 アーキテクチャ製品を創出するより。*掲題で引用
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