このような場合の論述はたいていの場合、失敗しない方法である。本日の記載もそうである。
経営者は利益を欲しがる。
商品企画はシェアを欲しがる。
技術者は時間を欲する。
一同に会した面々で行なわれるのは戦争でしかない。
お互いが宇宙人のように思え、排除しようとする。シェアが伸びれば、利益が増加するのか?もしかしたら、生産設備を増強しなくてはならない。そうなると、償却しなければならないので、まだ足りないかもしれない。
時間があれば、技術を追求できるか?開発は博打である。明日出来るかもしれないし、10年出来ないかもしれない。
経営者は「技術運営がわからず、技術管掌役に任せている」、というのみでは、技術者に失礼である。
しかしながら、経営がわからない技術者もまた、経営者に失礼である。「戦争」が起これば、お互いに疲弊するだけである。
ひとつの指針がある。
「達成するのに十分な時間を要する、もしくは、あまりに性急な(技術に無理解な)計画」をプランニングしている企業、事業は永くは続かない。
現代において、計画、さらには、戦略は柔軟なものでなければならないからだ。
技術者は納期までに、出来うる限りの結果を逆算しなければならないし、商品企画は最も効果的な宣伝、販売計画を策定しなければならない。経営者は時にベクトルを変更しなければならないこともある。
・・・システムに対して、自然科学が、入力→出力の解析であるならば、開発(設計)は出力→入力の逆の問題である。
(要求動作、性能が先にあり、どうすればその出力が達成できるかのアプローチなので)
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