一般化できないと言い切ってしまうと、リサーチが終わってしまうので、どこまで、一般化できるか、そこにはどのような仮定が必要か、あるいは不必要化を考えなくてはならない。
そこで、著者は、主要な技術軌道を5つに分類した。
1.サプライヤー支配型企業の技術軌道
2.規模集約型企業の技術軌道
3.科学依拠型企業の技術軌道
4.情報集約型企業の技術軌道
5.専門化サプライヤー企業の技術軌道
確かに、これらは単純化しすぎてあることは否めない。例えば、大企業はあらゆる産業分野において生産性の効率を高めるために、規模集約型の技術の能力を持っている。
が、このような分類の試みは大変有益である。
・・・これらの典型的セクター、技術の源泉、経路の分類は極めて正論であるが故、大企業病の処方箋と言える。
『イノベーションの経営学―技術・市場・組織の統合的マネジメント』pp-137-140, 5.1 主要な技術軌道より。
photo (c) Mori
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