
さて、「マニュアルをつくった人は危険のありかを知っているが、あらかじめ決まった『安全なやり方』だけしか知らない人たちはそうはいかない。不測の事態が起こればそれに対応できずに必ずトラブルになる」(危険学のすすめ
工場での事故は本人にとってもそのご家族にとっても苦痛である。後遺症が残るケースはさらに苦痛を伴う。
しかし、事故を起こしてしまった人を攻めるのは簡単であるが、どう事故に至ったかのプロセスを学習することのほうが優先事項である。残業が多かった、生産数がタイトであった、クレームの対応であった、など、様々な要因の交互作用である。
従業員の安全すら守れない企業が顧客の安全を守れるとは思えないし、そうであってほしい。
巨額の利益を従業員の犠牲の上に成り立たせる経営者は無能である。
従業員の犠牲をもってしても利益を伸ばせない経営者は危険である。
それらを把握すらしていない経営者は事故である。
photo (c) Mori
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