イノベーション経営カレッジと株式会社NTTデータは、日本企業のイノベーション経営について、上場企業の経営企画部門を対象とした「企業のイノベーション経営に関するアンケート」調査を実施いたしました。
アンケートでは、“イノベーション経営”を「イノベーションが創出される環境を継続的に整えている経営」と定義し、その経営度の高低により、特徴を反映させている。
具体的には、経営者の意識、従業員の行動、外部の評価を参考に得点付けられている。要は、イノベーション経営度が高いとは、「イノベーションの必要性を認識し、何らかの行動を起こしている状態(調査結果速報より)」である。
さて、その“イノベーション経営度”が高い企業は、それが低い企業に比べて・・・
- 過去3年の市場シェア動向に差がある
- 従業員の(リスクある)チャレンジを奨励
- 日常業務を価値的に捉える
- 他社をベンチマークとして捉える意識が高い
- IT戦略が明確
など、変革に対する挑戦の姿勢が出来ている。
・・・イノベーションとは、「何かを新しくしていく」こと。新しくしていくポイントを選定していくこと自体が戦略的な行為であり、企業の価値を左右することは言うまでもありません。
<参照元>
「企業のイノベーション経営に関するアンケート」調査結果
NTTデータ システム科学研究所
調査期間:2010年1月27日~2月5日
<“イノベーション”に関連する本ブログでの関連記事>
○イノベーション―ネットワークとスモールワールド
○マーケティング⑪(イノベーションの普及)
○自社製品を自分で駆逐しなければ、他社にやられるだけである。―盛田昭夫
○イノベーションの誤解
○再びイノベーション
○モジュール化する自動車産業の今後 1/2
○リーダーの【5つの水準】と【3つの邪魔者】
○企業が直面する課題は常に新しい。
○“非公式な小集団”はイノベーションの担い手。
○日立製作所―社会イノベーション企業へ
0 件のコメント:
コメントを投稿