技術には進化(連続、不連続)に抜本的、漸進的な側面があり、既存企業の対応性に破壊的、持続的がある。
クリステンセンの考察からは、破壊的な様相を示すイノベーションの技術アドレスは、必ずしも、抜本的でなければならない、ということはない。著書にあるディスクの小型化は、「漸進的」である。
システムの定義にもよるが、抜本的とは、携帯型の音楽プレーヤーにおいて、記録媒体がテープ→MD(orCD)→半導体、などで、漸進的とは、例えば、テープでの記録時間、音質の向上などで、カイゼンにあたる。
また、破壊的とは、既存企業が対応できない様相を示している。
(ディスクの小型の度に、リーダー企業が入れ替わるなど)
技術の連続性に、漸進的、抜本的、
企業の対応性に、持続的、破壊的、
これらの、4象限のフレームに(著書の)製品を当てはめていくとわかりやすい。
結局は、既存企業が価値と考えていないちっぽけ(利益率が低いなど)な価値を、異なるバリューネットワークで構成し、(製品・サービスの)模倣困難性を考慮しながら、その価値を最大化していくとき、既存企業(特に優良企業)は対応できていない。
全く新しい世代の製品に関するシグナルは、既存市場の周辺部からの弱いシグナルとして見出される。
・・・両方をマネージすることを学ばなくてはいけない。
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