日本企業の研究開発の効率性はなぜ低下したのか

2006年9月19日

研究

t f B! P L
日本企業の研究開発の効率性はなぜ低下したのか 」「研究開発は経営成果と結びついているか 」榊原(2003)の報告である(*注;すでにリンクは切れています)。 

日本企業の技術戦略、イノベーション課題の変化、および研究開発マネジメントから言及している。定量的な分析は、企業の研究開発費、設備投資額、及び研究開発費/設備投資額比率の推移である。

研究開発費が設備投資を上回るかを指標にして論じている。

①日本企業の技術戦略 80年代の基礎研究所設立ブームに代表される「閉鎖的」 
②イノベーション課題の変化 それまで得意としていた「プロセス」から「プロダクト」イノベーションへの課題変化 
③研究開発マネジメント 経験豊富で熟達した「目利き」の存在、また社内努力優先の姿勢が強い(これと表裏一体なのがNIH症候群)→プロジェクトの中断が困難 これらの考察から、日本企業の研究開発の効率性は低下した可能性が高い。 

・・・中央研究所は終焉をむかえてしまうのか・・・。

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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