イノベーションの分類と組織

2006年9月18日

研究

t f B! P L
イノベーションの経営学―技術・市場・組織の統合的マネジメント』、原著は以下の書籍です。

イノベーションの言葉の定義は 、本質的には“変化”そのもの(何かを新しくする, 上記p49)、この書籍の焦点は“技術的な変化”に当てられている。

 社会人で学んでいても感じるのだが、ごくまれに、(この書籍はそんなことはないが)著しく翻訳の読みにくい書籍がある。やはり、自分の研究でよく使用する書籍だと感じると、原著は欠かせない(読むにはかなり苦労が・・・)。 

イノベーションを一つのフレームとして考えると: 何が変化するのか? プロダクト、プロセス、サービス 変化の程度は? 漸進的、画期的、全面的 の2軸は概略と捕らえるものとしては分かりやすい。

 さて、ここで考えなくてはならないことは、イノベーションにより何かが変化したことにより、組織的にも変化が起こるということである。

 
J.M.アッターバック(『イノベーション・ダイナミクス―事例から学ぶ技術戦略』)は、製品、工程イノベーションの発生率の変化により、「組織的な要求も同じようなパターンに従って変化する(p109-110)」としている。

組織のコントロールとしては: 流動期:非公式、起業家的 移行期:プロジェクトや仕事のグループ 固定期:構造、ルール、目的 が重要な特性になってくる(p120)。

 ・・・組織が機能しなければ、ダイヤモンドも灰となる。

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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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