ポーターの戦略論

2006年10月11日

研究 書籍

t f B! P L

(以下、参考書抜粋です)
マイケル・ポーターは企業戦略におけるイノベーションの分析に大きな貢献を果たした。産業界の競争を駆動する<5つの力>と技術との、また企業が行わなければならないいくつかの<基本戦略>からの選択と技術との明示的な関係付けを行った。 

産業界の競争を駆動する5つの力とは: 
サプライヤー(原料・部品・設備)との関係、買い手との関係、新規参入者、代替製品、既存企業間の競争状況 4

種類の基本戦略とは: コスト・リーダーシップ戦略、製品の差別化戦略、コスト集中戦略、差別化集中戦略 である。 

さらには、2種類の市場戦略として、イノベーションのリーダーを目指す戦略とイノベーションの追随者戦略を示している。プロダクト、プロセスの開発と4種類の基本戦略とのフレームが基本技術戦略となる。 

結局のところ、「企業の本国の環境がその企業の世界市場におけるイノベーション戦略に大きな影響を及ぼすこと」を明らかにした。さらに言うならば、技術の軌道とそれを活用する企業固有の技術的・組織的コンピタンスを過小評価している。

このことは、例えば、技術の融合により、障壁がトンネル効果のようにすり抜けてしまうようなことである。 いわゆる、ここで取り扱われるのは静的な産業構造である。 

・・・高いレベルの不確実性を扱うことへの特殊解、もしくは一般解を導くことが現代の課題といえる。 


(参考)
イノベーションの経営学―技術・市場・組織の統合的マネジメント』pp92-98, 特に3.2 技術と競争力の分析に上記は詳しい。またポーター著『競争の戦略 


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エンジニアの視点から、品質技法、解析技術、生成AIについて発信しています。 (シックスシグマ・ブラックベルト、MBA)

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