企業は少なくとも以下の3つの理由から、自らが埋め込まれている国以外のイノベーション・システム・・・<特に成長している強力なシステム>・・・における、技術、生産および組織の能力の発展を監視し、そこから何かを学ぶべきである。
①競合企業を生む源泉の警戒
韓国や台湾などの東アジアの国々→日本を越える強力なイノベーション・システム
チェコやハンガリー→ロシア帝国の崩壊による強力なイノベーション・システム
②自国や自社のシステムを改善するための源泉
ただし、イノベーションによる効率性は、国益やイデオロギーと結びつく傾向が強く、事実と信念を分離することが難しい。
英語とアングロサクソン型の事例による強い支配(ビジネス関連の書物、教育)
③他国の技術そのものからの具体的な利益
ヨーロッパ企業は北米や他のヨーロッパの国から学ぶより、日本から学ぶことが困難であると気づいている。
→地理的・言語的・文化的な障壁;非公式な専門家ネットワークへの参加の障壁
・・・「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」である。
(参考)

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